「いつもの頭痛だから、とりあえずこの頭痛薬…」と、なんとなく同じ薬を選んでいませんか?
前回の記事で「頭痛には種類がある」と知った今、「頭痛薬にも違いがある」という事実を知ればあなたの頭痛ライフは劇的に変わるかもしれません!
「ロキソニン®」「イブ®」「バファリン®」「タイレノール®」…CMでよく聞くあの薬、「成分の違い」ってご存知ですか?
この記事では調剤薬局の薬剤師が、市販の頭痛薬の種類と成分の違いを徹底的に分かりやすく解説!
「あなたの頭痛の種類」に「どの成分が合っているのか」、その「相性」を知って次から自信を持って薬を選べるようになりましょう!
もちろん薬だけに頼らず受診することもとっても大切ですよ!
衝撃!「頭痛の種類」と「頭痛薬の種類」がズレてたら効かない!?

「ちゃんと薬飲んだのに、ぜんぜん効かないじゃない!😭」
そんな悲しい経験、ありませんか?
もしかしたら、それは薬が悪いのではなく、あなたの「頭痛の種類」と、選んだ「頭痛薬の種類」が、悲しいミスマッチを起こしているせいかもしれません。
前回の記事『それ、どの頭痛?種類と危険サインの見分け方を徹底解説!』で、頭痛には大きく分けて、筋肉の緊張からくる「緊張型頭痛」と、血管や神経が関わる「片頭痛」などがあることをお伝えしました。
この「原因の違い」が、薬の効き目に直結するんです!
緊張型頭痛に「片頭痛の薬」?逆もまた然り?
想像してみてください。
火事でもないのに消火器をまいても意味がないし、泥棒もいないのに警報を鳴らしても空振りですよね。
頭痛薬も、それとまったく同じなんです。
【ケース1】「緊張型頭痛」なのに「片頭痛」向けの薬を選んだ(かもしれない)場合
- あなたの頭痛:
肩こりやストレスで、首や頭の筋肉がカチコチに!
血流が悪くなって、ギューッと締め付けられるように痛む「緊張型頭痛」。
- 必要なアプローチ:
筋肉の緊張をほぐす「ストレッチやお風呂」、そして痛みの信号を和らげる「鎮痛薬」。
- もし間違えたら:
例えば、片頭痛専用の処方薬「トリプタン系」(後述します)は、血管に作用する薬です。
緊張型頭痛の原因である「筋肉のコリ」には、残念ながらほとんど効果が期待できません。
【ケース2】「片頭痛」なのに「緊張型頭痛」向けの対処しかしなかった場合
- あなたの頭痛:
脳の血管が拡張し、その周りの神経が興奮して「ズキン!ズキン!」と脈打つように痛む「片頭痛」。
- 必要なアプローチ:
興奮した神経を鎮め、拡張した血管を元に戻すこと。
そして、その痛みの「発作」が本格化する前に、「痛みの初期」に薬で叩くこと。
- もし間違えたら:
「緊張型頭痛と同じだろう」と、痛みがピークに達してから、マイルドな鎮痛薬を飲んでも…もう手遅れ!
😭 痛みの暴走列車は止まりません。
さらに、「緊張型頭痛には温めるのが良い」という知識を片頭痛に使うと、血管がさらに拡張して悪化することさえあるんです!
このように、頭痛薬の種類と、あなたの頭痛の種類。
この2つの「相性」を知ることが、つらい痛みから解放されるための最短ルートなんです!
ドラッグストアで迷わない!市販頭痛薬【成分別】徹底比較表

さて、ここからが本番です!
ドラッグストアの棚にズラリと並んだ、カラフルなパッケージ。
「どれも同じに見える…」
「とりあえず“速く効く”って書いてあるヤツでいっか!」
そんな「なんとなく選び」を卒業するために、まずは市販頭痛薬(OTC医薬品)の種類=「主成分」の違いを、徹底的に解剖していきましょう!
市販薬の主成分は、大きく分けて2つのグループに分けられます。
1.NSAIDs(エヌセイズ:非ステロイド性抗炎症薬)
- 痛みの原因物質「プロスタグランジン」の生成をブロックする働きがあります。
- 「鎮痛」「抗炎症」「解熱」の3つの作用を併せ持つのが特徴。
- 片頭痛のズキズキ(炎症)にも、緊張型頭痛の痛みにも使われます。
2.アセトアミノフェン
- 脳の「痛みの感じ方」を調整する部分(中枢)に作用して、痛みを和らげます。
- 「鎮痛」「解熱」作用はありますが、「抗炎症」作用はほとんどありません。
- 胃に優しいのが最大の特徴です。
【表】イブプロフェン vs ロキソプロフェン vs アセトアミノフェン vs アスピリン
これがわかればあなたも頭痛薬マスター!
市販薬で代表的な4つの成分を比較します。
| 比較項目 | イブプロフェン (IBU) | ロキソプロフェン (LXP) | アセトアミノフェン (AAP) | アスピリン (アセチルサリチル酸) |
| グループ | NSAIDs (非ステロイド性抗炎症薬) | NSAIDs (非ステロイド性抗炎症薬) | 非NSAIDs | NSAIDs (非ステロイド性抗炎症薬) |
| 主な作用 | 痛みの原因物質 (プロスタグランジン)をブロック | 痛みの原因物質 (プロスタグランジン)をブロック | 脳の痛みの感受性を調整 (中枢に作用) | 痛みの原因物質 (プロスタグランジン)をブロック |
| 3つの作用 (鎮痛・抗炎症・解熱) | ◎鎮痛 ◎抗炎症 ◎解熱 | ◎鎮痛(強) ◎抗炎症(強) ◎解熱 | ◎鎮痛 △抗炎症(ほぼなし) ◎解熱 | ◎鎮痛 ◎抗炎症 ◎解熱 |
| 胃への負担 (目安) | あり (空腹時を避ける) | あり(プロドラッグ※) (胃への直接刺激は少ない設計だが注意は必要) | 非常に少ない (空腹時でも比較的OK) | あり(比較的強め) (空腹時は避ける) |
| 市販薬分類 | 指定第2類医薬品 | 第1類医薬品 ※(薬剤師の説明が必要) | 第2類医薬品 | 指定第2類医薬品 |
| 主な特徴 | ・効き目と安全性のバランスが良い ・生理痛にもよく使われる | ・鎮痛/抗炎症効果が強い ・即効性が期待できる | ・胃に優しい ・15歳未満の子どもも使える ・眠くなる成分を含まない(単剤) | ・古くからある代表的な成分 ・バファリン※の種類に注意 |
(※プロドラッグ:体内に吸収されてから「活性型」に変化する薬。胃を通過する時点ではまだ本領を発揮していないため、胃粘膜への直接的な刺激が少ないとされます。)
(※第1類医薬品:薬剤師による説明が義務付けられている薬。)
(※バファリン:バファリンにはアスピリン主体のものと、イブプロフェンやアセトアミノフェン主体のもの(ルナi、プレミアムなど)があり、種類が非常に多いため注意が必要です!)
あなたの頭痛タイプに合う成分はどれ?薬剤師の推し成分!

この表を見て、「じゃあ、私にはどれがいいの!?」と迷ってしまったあなたへ。
薬剤師から、頭痛の種類に合わせた「推し成分」の選び方をご紹介します!
【緊張型頭痛】(ギューッと締め付けられる)かも…な あなたへ
第1選択:「アセトアミノフェン」
〇 推しポイント
まずは胃に優しく、抗炎症作用のないアセトアミノフェンを試してみましょう。
緊張型頭痛は「炎症」がメインではないことが多いため、これで十分効くケースも多いです。
〇 こんな時に:
「なんとなく頭が重い」
「ストレスで痛む」
「空腹だけど今すぐ飲みたい」
第2選択:「イブプロフェン」
〇 推しポイント:
筋肉のコリがひどく、炎症も伴っていそうな(ズキズキする感じも混じる)場合は、抗炎症作用もあるイブプロフェンがおすすめです。
〇 こんな時に:
「肩こりが限界!」
「首筋までカチカチで痛い」
【片頭痛】(ズキン!ズキン!と脈打つ)かも…な あなたへ
第1選択:「ロキソプロフェン」または「イブプロフェン」
〇 推しポイント:
片頭痛は「炎症」と「血管拡張」が関わります。
炎症をしっかり抑えるNSAIDsが第一選択です。
特にロキソプロフェンは、効果の発現が比較的速く、鎮痛効果も強力なため、片頭痛の「発作の初期」(「あ、ヤバい、来そう!」という瞬間)に飲むのに適しています。
〇 こんな時に:
「ズキン!と来た!」
「吐き気も伴う」
「いつもの発作だ」
〇 注意点:
片頭痛は、とにかく「飲むタイミング命」です!
痛みのピークになってからでは、市販のNSAIDsでは抑えきれないことが多いです。
「速く効く」「DX」「プレミアム」って何が違うの?(合剤の話)

市販薬には、これらの鎮痛成分に加えて、「補助成分」が入った合剤(ごうざい)と呼ばれる種類がたくさんあります。
無水カフェイン(カフェイン)
〇 役割: 鎮痛成分の働きを助ける(鎮痛補助)、脳の血管を少し収縮させる(片頭痛の血管拡張を和らげる)、眠気を覚ます。
〇 メリット: 効き目がシャープになる感じがします。
〇 デメリット: カフェインの摂りすぎ(コーヒーなどとの併用)に注意。カフェイン自体が頭痛のタネになったり、睡眠を妨げたりすることも。
鎮静成分(アリルイソプロピルアセチル尿素、ブロモバレリル尿素 など)
〇 役割: 脳の興奮を鎮め、リラックスさせることで、痛みの感覚を鈍くします。
〇 メリット: 不安やイライラを伴う頭痛に効果的なことがあります。
〇 デメリット: 眠気が強く出ます!(服用後の運転・機械操作は厳禁)。また、「依存性」のリスクがあり、後述する「薬剤の使用過多による頭痛(MOH)」の最大の原因となりやすいため、連用は絶対に避けるべき成分です。
【薬剤師のホンネ】
「プレミアム」「DX」などの合剤は、確かに効き目が速く、強く感じられるように設計されています。
しかし、薬剤師としては、まずは「単剤(鎮痛成分だけのシンプルな薬)」をおすすめします。
なぜなら、合剤は「効かない時のリスク」や「依存のリスク」が単剤より大きいからです。
まずはアセトアミノフェンやイブプロフェンの単剤を試し、それでも効かない場合は、あなたの頭痛が「市販薬のレベルを超えている」可能性が高いです。
その時は、次のステップに進みましょう!
「どれを飲んでもダメ…」そんなあなたに知ってほしい「医療用の頭痛薬」という世界

「市販薬、いろいろ試したけど、もう効かない…」
「痛すぎて、吐いちゃって、薬も飲めない…」
「頭痛のせいで、大事な約束を何度もキャンセルしてる…」
そんな風に、人生の楽しみを頭痛に奪われているあなたに、ぜひ知ってほしい世界があります。
それが、「医療用の頭痛薬」の世界です。
病院(脳神経内科や頭痛外来)で医師の診断に基づいて処方される薬は、市販薬とは全く異なるアプローチであなたの頭痛を根本から助けてくれます。
片頭痛発作を狙い撃ち!「トリプタン系」って何者?
市販の鎮痛薬(NSAIDsなど)が「痛みという火事を消す“消火器”」だとしたら、これから紹介する「トリプタン系薬剤」は「火事の原因(火元)を直接叩く“特殊部隊”」です。
対象:
片頭痛(と診断された人)専用の薬です。
名前:
- 「イミグラン®(スマトリプタン)」
- 「ゾーミッグ®(ゾルミトリプタン)」
- 「レルパックス®(エレトリプタン)」
など、〜トリプタンという名前がつきます。
すごい働き:
- 拡張した脳血管を収縮させる!(片頭痛の原因に直接アタック!)
- 痛みの原因物質が放出されるのをブロック!
- 痛みの信号が脳に伝わるのをブロック!
特徴:
- NSAIDsが効かないような、中等度〜重度の片頭痛発作に劇的な効果が期待できます。
- 痛みだけでなく、片頭痛に伴う「吐き気」「光過敏」「音過敏」にも効果があります。
- 種類も豊富で飲み薬だけでなく、点鼻薬(鼻スプレー)や自己注射薬もあります。
吐き気がひどくて薬が飲めなくても、これなら治療が可能です!
注意点:
- 市販薬にはありません。必ず医師の診断が必要です。
- 心臓や血管に病気がある人(狭心症、心筋梗塞など)は使えません。
- 独特の副作用(胸や喉の圧迫感、眠気、だるさなど)が出ることがあります。
- 緊張型頭痛や、片頭痛の「前兆(閃輝暗点など)」の時には効きません。
(前兆があったら「飲む」のが効果的です)
もしあなたが「ズキンズキンという痛みで寝込むことが多い」のに市販薬だけで我慢しているなら、一度専門医に相談して「トリプタン」という選択肢があるか聞いてみる価値は、絶対にあります!
頭痛が起こらないようにする!?「予防薬」の種類と役割
「発作が起きたらどうしよう…」
「またあの痛みが来るのが怖い…」
頭痛治療は、「起きた痛みを抑える(頓服薬)」だけではありません。
もう一つの柱、それが「そもそも頭痛が起きないようにする(予防薬)」という考え方です。
対象:
- 片頭痛の発作が月に2回以上、または月に6日以上ある。
- 頓服薬が効きにくい、または副作用で使えない。
- このままでは生活に大きな支障が出ている。
すごい働き:
頭痛発作の「回数を減らす」「痛みを軽くする」「頓服薬の効き目を良くする」ことを目指します。
薬の種類:
(※これらは本来、別の病気の薬として開発されましたが、片頭痛の予防効果が認められています)
- カルシウム拮抗薬(例:ロメリジン)
- β遮断薬(例:プロプラノロール)…高血圧の薬
- 抗てんかん薬(例:バルプロ酸)
- 抗うつ薬(例:アミトリプチリン)
特徴:
頓服薬のように「飲んですぐ効く」ものではありません。
毎日コツコツ飲み続けることで(1〜2ヶ月かけて)ゆっくりと体質を改善し、頭痛が起きにくい状態を作っていきます。
そして、最新の予防薬「CGRP関連薬剤」
さらに!近年、片頭痛治療は革命的な進歩を遂げました。
「CGRP(シージーアールピー)」という、片頭痛の“ラスボス”とも言える痛みの原因物質の働きを、ピンポイントでブロックする薬が登場したのです。
名前:
- 「エムガルティ®」
- 「アイモビーグ®」
- 「アジョビ®」
種類:
月1回(または3ヶ月に1回)の注射薬です。
すごい働き:
これまでの予防薬(飲み薬)が効かなかった重症の片頭痛にも、劇的な効果が報告されています。
「人生が変わった」「頭痛のない日がこんなに快適なんて」という声も多い、まさに切り札です。
注意点:
非常に高価な薬でしたが、2023年からは保険適用が見直され、以前よりは使いやすくなりました(それでも高額ですが)。
頭痛専門医のもとで、適切な診断と導入が必要です。
(参照:日本頭痛学会『頭痛診療ガイドライン2021』、各製薬会社 患者向け資材 ほか)
薬剤師からのお願い ~ 頭痛薬を飲む前に知ってほしい「3つのルール」

ここまで、たくさんの頭痛薬の種類を紹介してきました。
「希望が見えてきた!」と思っていただけたら、本当に嬉しいです。
最後に、薬を扱う専門家である薬剤師として、これだけは守ってほしい「3つの大切なルール」をお伝えします。
ルール①:飲みすぎ厳禁!「月に10日以上」は危険サイン
これが、市販薬を使い続けている方に、私たちが一番お伝えしたいことです。
「薬剤の使用過多による頭痛(MOH:Medication Overuse Headache)」
という、恐ろしい状態を知っていますか?
これは、「頭痛を治すために飲んでいる薬が、逆に新しい頭痛の原因になってしまう」という、悪循環です。
なぜ起こる?
- 頭痛薬を頻繁に(目安:月に10日以上)飲んでいると、脳が痛みにとても敏感になってしまいます。
- その結果、薬が切れると、以前よりもひどい頭痛(反跳性頭痛)が起こるようになります。
- その痛みを抑えるために、また薬を飲む…この負のループにはまってしまうのです。
MOHを疑うサイン
- 頭痛薬(市販薬・処方薬問わず)を、月に10日以上のペースで飲んでいる。
- 朝起きた時から頭が痛いことが多い。
- 薬を飲んでも、前ほど効かなくなった気がする。
抜け出すには?
MOHの治療は、まず「原因となっている薬をやめること」です。
しかし、自己判断で急にやめると激しい離脱症状(頭痛の悪化)が起こるため、必ず頭痛専門医の管理のもとで行います。
多くの場合、予防薬(前述)を使いながら、ゆっくりと原因薬から離脱していきます。
頭痛薬は、あくまで「痛い時だけ飲む頓服(とんぷく)」です。
「痛くなりそうだから」と予防的に飲んだり、月に10日を超えてダラダラ飲んだりするのは、絶対にNG!
この「月10日」というラインを、お守りのように覚えておいてください。
ルール②:市販薬で我慢しないで!受診すべき「ヤバい頭痛」のおさらい
前回の記事でもお伝えしましたが、頭痛の中には、命に関わる「二次性頭痛」(くも膜下出血、脳卒中、髄膜炎など)が隠れています。
市販薬で様子を見ている場合ではありません!
以下の「危険なサイン」のどれか一つでも当てはまったら、今すぐ救急車を呼ぶか、救急病院(脳神経外科)を受診してください。
【絶対に見逃せない!危険な頭痛のサイン】
- ⚡️突然始まった、今までに経験したことのない激痛(「バットで殴られたよう」)
- 😵意識がもうろうとする、手足の麻痺、ろれつが回らない
- 🤒高熱(38度以上)を伴い、首が硬くて曲がらない(あごを胸につけられない)
- 📈日を追うごとに痛みがどんどん強くなっていく
- 👴50歳以降になって、初めて経験する強い頭痛
これらの頭痛は、市販頭痛薬の種類を選んでいる場合ではありません!
一刻を争います!
ルール③:「お薬手帳」はあなたの最強の武器!
「どの薬が効いて、どの薬が効かなかったか」
「いつ、どれくらいの頻度で飲んでいるか」
これを記録する「お薬手帳」や「頭痛ダイアリー」は、あなたの頭痛治療における最強の武器(データ)になります。
ドラッグストアで:
薬剤師に手帳を見せれば、「あ、この成分はもう試したんですね。
じゃあ、こちらのアプローチはどうですか?」と、より的確なアドバイスができます。
病院で:
医師に手帳を見せれば、「市販薬を月10日以上飲んでいますね。
MOHが疑われます。
処方薬に切り替えて、予防薬を始めましょう」と、最短距離で正しい診断と治療につながります。
恥ずかしがらず、ぜひ活用してくださいね!
まとめ 頭痛薬の種類を知って、「なんとなく」から「選んで飲む」へ進化しよう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
頭痛薬と一口に言っても、市販薬から処方薬まで、本当にたくさんの種類があることをお分かりいただけたでしょうか。
- 市販頭痛薬には種類(成分)があり、あなたの頭痛の種類との「相性」が大切。
- 市販薬が効かないのは、「ミスマッチ」か「飲むタイミング」、あるいは「飲みすぎ(MOH)」が原因かも。
- 市販薬でダメなら、病院には「トリプタン(特効薬)」や「予防薬」という、人生を変えるかもしれない強力な選択肢がある。
- 「月10日以上」の服用と、「いつもと違うヤバい頭痛」は、我慢せず即受診!
もう「なんとなく」薬を選ぶのは終わりにしましょう。
頭痛薬の種類を知り、自分の状態を正しく把握し、時には専門医の力を借りて、「選んで飲む」へと進化する。
それが、つらい頭痛に振り回されない、快適な毎日を取り戻すための第一歩です!